ベルリンがヘルシンキより寒かった件

先月ベルリンに行ってきました。
ベルリンに行くのはこれで2回目。1度目は日本からの欧州ぐるっと旅行で、イギリス、フランス、ドイツ、なぜかリトアニア、そしてヘルシンキと2週間弱で強行旅行した5年ほど前に、ベルリン動物園やらなんやら回ったときでした。あの頃はまさか自分が将来その旅行地ヘルシンキに住むことになるとは思ってもなかったなぁ。
ところでベルリン。初めて行ったときは街はグラフィティだらけ、天気もどんより曇りでなんとなく汚いイメージしか持っていなかったのですが、今回フィンランドから行くといろいろ発見があって面白かったです。
ちなみに今年6月にもドイツ国内を2週間ほど「車を買いに」旅しまくるという変な旅行をしたばりなので、その辺の体験も交えて書きます。

・物価が安い!
 コーヒーや紅茶はカフェでも2ユーロ以下がほとんど、だいたい1.3ユーロぐらい。ケーキも1ユーロ台がほとんどというパラダイス。フィンランドだとコーヒーは3ユーロから、ケーキ類は5ユーロから…と比較すると悲しくなってくる。体調悪かったから何も甘いもの食べられなかったけど同じEUでこうも違うのかと。
 ちなみに人気のカフェでのブランチバフェは10ユーロでした。フィンランドのブランチ相場は28〜35ユーロぐらい?話になりません。

・喫煙者多い!
 夏に来たときも思ったけど路上喫煙者率多し。更にベビーカーに乗った子供を連れながら横で親がタバコ吸ってたり、素敵なレストランのテラス席が喫煙専用席みたいになって非喫煙者は堪え難かったりと、ドイツの喫煙事情にはがっかりさせられてばかりです。嫌煙家にはつらい。

・公共交通機関は時間通り
 有名な話なので何を今更という感じですが、日本以外の国からくると心の底から関心します。

・英語は割と通じる
 例えばスペインやイタリアを旅行すると、ホテルのフロントが英語しゃべれないとかざらにあります。初めて行ったときはびっくりした。それに比べてドイツはわりと安全圏。北欧諸国よりは英語普及率少し低いかなという感じだけど、とても困るほどではありませんでした。

・意外におしゃれ!
 今回おしゃれエリアに重点を置いて回ったので、汚いというイメージはだいぶ払拭されました。さらに田舎国フィンランドにはないおしゃれブックカフェやデリカフェ、こじゃれたバーなど、東京に住んでいた頃だったら感動もなにもしなかった懐かしいものたちに出会えていちいち立ち止まる私。

もう一つ、
・ヘルシンキより寒い!!
という大発見がありました。
旅行に出る前のヘルシンキは連日−5〜0度ぐらい。雪は11月頭にどかっと降って積もって、そのあと少し暖かくなって溶けちゃったけど、それでも最高気温が8度以上になることはまずありませんでした。感覚としては+5度もあれば「今日はあったかいね」と言えるぐらい。
それに比べてベルリンの天気を調べると、せいぜい寒くても+5度。これなら真冬のコート(−30度まで対応可)もいらないじゃん、と手持ちの中で二番目に暖かいコートと二番目に暖かい手袋で出かけたのでした。
が、いざ着いたら寒い。
特に風が吹いているわけでもないのに、肌に突き刺さる寒さというか。おかしいなぁと思って天気予報を調べてもやっぱりプラス気温なわけですよ。ヘルシンキで言えばプラスなんて余裕のはずなのに、ベルリンでは屋外に立っているのもつらい、そんな寒さ。
でよく考えてみると日本の冬も似たような寒さなんですよね。骨身にしみるというか、体の内側に入ってくるような寒さ。フィンランドの寒さは、上着さえ正しく着ていればせいぜい露出している顔ぐらいがぴりぴりと痛む程度、それも暖かい室内に入ればすぐに収まります。がベルリンの寒さはどうも体の芯から冷えてしまって熱いシャワーなしでは収まりそうもない。
それでネットで調べてみたところ、どうやら同じ欧州でもいろいろな気候タイプがあって(そりゃそうだ)、フィンランドのヘルシンキエリアは「厳しい寒さ、極端に低い湿度」、ドイツやUKは「厳しい寒さ、少し低めの湿度」と別れるとのこと。高湿な日本から来るとヨーロッパなんてどこも「乾燥地域」一緒くたですが、ベルリンの中途半端な湿度が体にまとわりつき体を冷えさせるということでした。雨にぬれた状態だと通常より寒く感じるのと同じ原理なのだと読んで納得。
いつもフィンランドで乾燥しまくってていやだいやだと思っていたけど、たまには乾燥も役立つんじゃん、と勉強になりました。だってどっちの冬がいいかと聞かれたら間違いなくフィンランドの冬だもん。暖かいし。

というわけですっかり寒さにやられて、最期はベルリンのUNIQLO(フィンランドから最寄り店舗だと思われる)に寄って暖かい服を買ってきたのでした。これも日本にいたら見向きもしなかったのに、日本のメーカーの方がフィンランドでも通用する良い防寒着を作るなんて変だなぁと首をかしげつつ。