妊娠発覚からネウボラへの予約

私の妊娠が発覚したのは比較的早かった。まだ豆粒よりも小さい胎児に対して、この子せっかちなんじゃないかと疑ったぐらい早く、4週目に入る頃にはいわゆる妊娠超初期症状が出まくっていた。変なめまい(普段の低血圧とは違って強め)、鼻水を伴わないくしゃみ、微熱感、食欲の減退。そんなわけで妊娠検査薬を使ったのも4週目、即座に結果が出て、夫にネウボラへの電話を入れてもらった。

フィンランドで妊娠をすると最初に行く場所は病院の産婦人科ではなく、ネウボラという機関になる。
これは妊娠中から出産後、子供が学校にあがるまで同じ担当者(=ネウボラおばさん)がつき、妊娠生活や出産、子育てに関するアドバイスをしてくれる場所で、担当者による家庭訪問なんかもある。
このネウボラの仕組み、日本のメディアでも何度か取り上げられ問い合わせが多いらしく、なんと公式ウェブサイトには紹介動画の日本語版まであるという、外国人として暮らす私には大変有り難い状況であった。

が、事が動画のようにすんなりと進むわけでは、もちろんない。

まずネウボラに夫が初めて電話し、妻が妊娠した、と伝えたときとても温かいお祝いの言葉を頂戴したそうだ。手放しで新しい生命を歓迎するような、そんな雰囲気だったらしい。そこまではいい。
その後最後の生理日と生理周期から、じゃあ今だいたい何週だから、この日に予約入れておきますね、と告げられた日付けは約ひと月も先の8週目にあたる日だった。
妊娠超初期状態から既にしっかりした吐きつわりが始まっている状態で、このひと月はなかなか長かった。
もちろん初回のネウボラへの電話では、今から摂取した方がいい栄養素など質問すると丁寧にアドバイスをいただいたし、その他にも小さい疑問が生じたら電話して聞くことはできたけれど、それより何より自分は本当に妊娠しているのか、そして赤子は無事なのかという肝心なところがもやもやっとしたまま過ごす羽目になった。

そしてそのもやもやは、ネウボラへの初回訪問を終えても残ったままになる。

というのも日本の友人に言うと一番驚かれるのだが、フィンランドでは超音波検査を受けられるのは妊娠生活9ヶ月を通してたった2回(もしくは3回)だけなのだ。
13週と20週、その2回だけ子供の無事を確認でき、初回のネウボラ訪問では心音確認さえなかった。
なので妊婦初心者の私は妊娠発覚してから約2ヶ月後の超音波検査の日まで、胎児の無事はもちろんのこと「これで実は妊娠してなかったらどうしよう」などといらぬ心配をして過ごすことになる。

ではネウボラ初回訪問では何をしたかと言うと、それはまた次回

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