【2014年闘病記】※闘病時間:5分(笑)

※2014年に日本で大腸内視鏡検査を受けた際の記録です。

健康診断にひっかかったのは8月のこと。
もともと貧血だし低血圧だし、胃炎もたまにあるし、検査中に検査医が腹部超音波でめっちゃ首かしげてたので、ああこれは引っ掛かるな、と思ってた。
しかし実際結果が出てみると、ひっかかったのは腸で、有無を言わせぬ「要・精密検査」。
血液系は「要・再検査」つまり3か月後に体質改善してから出直せ、とのこと。胃は「要・経過観察」と軽め。
診断受けたことある人ならわかると思うけど、腸ってことはあの項目でひっかかったってことで(品位を保つためにいわないでおく)。もし精密検査=内視鏡でクロだとしたら年配の人がなる病気みたいだし、健康診断レベルの検査では間違いもよくあるみたいだし、まあぶっちゃけ「どうせぢか何かでしょ?」って思ってた。自覚症状ないケースもあるみたいだし。
ちなみに会社に報告したら、精密検査は自腹だし受けない人結構いるよ、とも言われた。なんだ義務じゃないんだ、と拍子抜け。
それでも精密検査を受けようと思ったのは、安心したかったってのが一番。だから軽い気持ちで、でも痛いのは嫌だから専門医がいるちょっと遠くの病院に検査を申し込んだ次第。そしたら平日なのに約2か月待ち。検査までの別の日に説明と問診に来てくださいと言われて行けば3時間半待ち。まあ、待った甲斐はあったんだけどね、いま思えば。

検査の準備は前日から、お腹の中を空っぽにするために食事制限がある。まったく食べるなと言われればそれはまあいいんだけど、意外なことに食べていい。ただし野菜ダメ、ゴマも豆も海藻もダメ。と普段野菜尽くしの私にはキツい限り。
しかたなく昼は唐揚げ弁当を食べ(ごはんにかかってるゴマを取るのが大変だった!)、夜は寿司を食べた。炭水化物とたんぱく質のみの食事、もし続いたら発狂しそうだ。

そして検査当日はまさかの5時起き。なぜって下剤を飲むために。
もし仕事が忙しければ午後から出社する気満々で朝イチの検査を予約したら、来院前にお腹空っぽにしてきてくださいね、と2リットル分の下剤を渡された。ちなみに下剤は三種類あって検査説明のときに選べるようになっていたけど、なんせ今まで飲んだこともないので一番飲みやすくてオススメだと言われているやつにした。梅味。梅なら好きだし楽勝、とここでも軽い気持ちだった。
それがいざ早朝から飲み始めてみると、梅味ってのはしょっぱい味で、冷ました梅干し茶みたいな味がする。途中にお茶を挟みつつ2杯目ぐらいまではどうにか飲んだけど3杯目から気持ち悪くなってくる。
薬が入っていた袋、および検査説明の紙には「気分が悪くなったり吐き気がしたら無理せず服用をやめ、医師に相談してください」とかなり大きな字で書かれている。でも下剤と一緒に吐き気止めの薬も処方されていたので、多少の気持ち悪さはデフォルトなんだな、と割りきってみた。気持ち悪いぐらいで何言ってんの、甘えんな、という変な体育会系の自分も出てきた。
そしたら4杯目、一口飲んだところで見事にリバース。普段滅多に吐かない貧乏体質の私にはこれは異常自体で、しかも吐いたのは透明の下剤だけ、当たり前だけど胃はからっぽなのでこの薬が悪さしてるってことだ、やばい、としばらく横になって無の境地に陥った。
そのとき考えてたこと。
①やった、吐いた、吐いたらもうこっちの勝ちだ、やめる言い訳が通る。別の薬に変えてもらって改めて検査しよう。つーかもう検査しなくてもよくない?
②あー、わたし拷問とかされたらたぶん速攻寝返るわ、意外にメンタル弱いな(※最近観てるスパイドラマの影響)。
③薬程度で吐くならツワリとかきつそうだなぁ(※彼氏もいないくせにw)

横になって少し回復して、とりあえず今日の検査予約を延期してもらわねば、と病院に電話を入れる。吐いたら医師に相談を、って書いてたし。
このとき6時半頃。薬を飲みはじめて約一時間。こんな時間でも電話に出てくれる病院、ありがたし。
で、電話口で状況説明をする。吐いてしまったんですがどうすればよいですか、と。もちろん、薬を変えて検査日を改めて、という流れを期待してたんだけど返ってきたのは意外な答え「吐いてしまった以上ムリに飲めとは言えないけど、全部飲んで来院されるか病院で続きを飲むかのどちらかなんですよね」。
結局飲めって言ってる…!なんてこった、試合続行だ。
しかし私も私でそう言われたら負けず嫌いの血が騒いで、もう飲んでやろうじゃないかとやり直すことに。いやー、弱い子に生まれたかったわ。でもそもそも名前の由来が強く育つようにだから無理だよね、お母さん。
で、飲み切りましたよ1リットル。2リットル渡されてはいたものの、半分は捨てて飲むのは半量でいいとのこと。つまりコップ5~6杯。途中リバースした量は引き算せずに飲みきったものとしておく。

それでもうヘロヘロになりながら、バスに乗って電車に乗って、なんの準備もせずに病院にたどり着いた。
そこからはさすがにあまり待たされずに、着替えて雑誌を読んでるうちに時間通りに検査室へ。10時半。
前回来たときは受付の対応悪いし従業員のおしゃべり多いしこの病院感じ悪いなぁと正直思ってたけど、実際の現場、看護師や検査医がいるところに入るともうみんな天使だらけ。
薬を戻した電話の件は伝えられていて、それでも飲みきったことを「よく頑張りましたね」と讃えてくれたり、検査前の点滴中に再度詳しい説明をされて「怖くないですからね」と言われたり。いや、そんな不安げな顔をした覚えはないんだけど、回りを見渡すとやっぱり50代以上の患者さんばかりで、それで若くみられたのではないかと推察。それから私が飲んだ下剤はもっとも飲みやすいとされていて、それを吐くなんて、と若干病弱扱いもされてたのかも。

それからは流れ作業、工場の豚状態。
横になって電解質の点滴を打たれたまま検査室に運ばれる様はドラマなんかでよくある下から見上げる風景にストレッチャーのがらがら音がかぶさってちょっとわくわく。検査室では覚悟していた痛みとかはまったくなくて、ちょっとした違和感がある程度。麻酔まではいかないけどなんかそういう薬を点滴に混ぜてるらしい。おかげでリラックスして検査を受けれた、というかそもそも寝不足だったので横になれるだけでありがたかった。

が、つつがなく終わるのかと思われたとき、医師に名前を呼ばれる。「ここにポリープあるんですがどうしますか」と。
検査前に、見つかったら切っちゃってね、という同意書を書いていたのに、ここでもう一度聞かれることにまずびっくり。それからクロだったことにようやくビックリして映像を見た。自分のハラの中。思っていたよりずっと綺麗で、黒くも赤くもなくピンク。そこに確かにニキビみたいなのがある。2、3ミリ程度らしい。
日を改めて取ることもできるし、まだ小さいから一年後に再検査で取るも良し、とゆるーい感じで言われたけど、そんな不安を抱えながら生活するのは嫌なので、取っちゃってください、とお願いする。入院することになりますが、と言われても、なんの準備もしてなかったものの、まーいいやーと切除希望。そのままポリープとやらはカメラの前でみょーんと焼かれてなくなった。なんの痛みもないので実感なし。

そうして私はふたたびストレッチャーで運ばれ、入院病棟へ。
部屋はふたり部屋、でも誰もいなかったので独占、ラッキー。夕方から週末にかけて姉と約束してたので、ごめん入院することになっちったテヘペロ、とLINEを入れておく。
自分でもふてぶてしいほどに動揺がなかったのは、子供の頃に怪我で入院した経験があるからっていうのが大きい。あのときは血まみれで痛くて痒くて食事制限もされてて大変だったけど今回は一泊、しかも朝には退院できるという。
病室に入った時刻は昼の12時頃。いつの間にかそんなに時間がたってるのにはびっくりしたけど、入院セットを看護師が持ってきたり、点滴しなおしたり、医師が退院後の薬の説明に来たり検査医が手術内容の説明に来たりとしばらくばたばたした。
落ち着いたのは2時頃、眠くて落ちる。手術より入院より、平日の昼間から清潔なベッドで眠れることがまず嬉しかった。午後5時半頃目覚めて、夕食前の温かいお茶をいただき、その後は他の病室ではゴハンらしいけど当然食べられないので唯一持ってきたひまつぶしの道具・本を読む。推敲中の原稿を持ってくるべきだったと若干悔やむ。携帯の充電器さえ置いてきた私、当然コンタクトレンズのケースさえも持っていなくて、売店に買いに行こうとしたけど、自身もたまにコンタクトをつけると言う看護師さんが先に電話で確認してくれて、置いていないと判明。諦めてそのまま一晩過ごすことに。辞めた方がいいですよぉ、と言われたけど、外して裸眼で帰る方が危険だし、だいいち着けたまま落ちる、ってよくやるし。最近はさすがになくなったけど、と考えて、ああ職場近くに引っ越してからだ進歩したなぁと我が身を振り返ってみる。前がよっぽどひどかったんだな、そりゃポリープの一つもできるわ、働きすぎだわ、と。

で、あとの入院生活はなんのドラマもなくひたすら寝る。点滴は全部で4本、2リットル。血止めの薬と、あとは
なんだろ、栄養系?おなかはふしぎとまったく空かない。寝過ぎたせいで夜中にさすがに目が覚めて、ふと腕を見ると点滴が空になって血が管を逆流してたけど、ナースコールして事なきを得る。

そうして翌朝9時頃、最後の点滴が終わるのを待って無事退院。ごまんえんというお会計にがくぶるしながら(保険は入ってる、ほんと良かった!)も、あっさりシャバに出て、来たときと同様、電車とバスを乗り継いで帰る。
で、今日一日は安静。天気がいいのに家にいるのがもったいないけど、洗濯した以外はおとなしくしてた。なによりお粥だけでも食べたら胃に血が回ってものっすごく眠くなったし。

長々と書いたけど、みんな、健康診断は甘く見ちゃいけない、まじで。
正直私は酒もタバコもやらない、運動も適宜していて適正体重、食事には結構気を使っていて野菜中心、睡眠も今はたっぷりとってる、のに今回こんな結果になったので、もう生活習慣とか年とかほんと関係ないと思う。私から見たらコンビニ弁当とか食べてる人たちのがヤバイんじゃないのかって思うし。
あと保険は入るべき。私の場合は共済だけど。
結構ね、まわりにいるんだよね。診断最近受けてなーい、とか、受けても精密検査やってなーい、とか。保険入ってなーい、貯金してなーい、なんてお馬鹿さんまで。
個人の自由だけど、筋肉とお金は裏切らない、がモットーの私にとってはその辺大事だし、社会人になってから経済的に親を頼るような人とは対等には付き合えないので、うーん、しっかりしましょうお互い、ってとこかな。

ちなみにポリープはやっぱりこの歳では珍しいらしく、できやすい体質かもしれないので一年後も検査を受けるようにと言われた。今回取ったものが悪性かどうかは検査中、乞うご期待。とりあえず次の検査にはPCを持っていこうと思う。

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